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私の親父、癌再発か・・・?! 腫瘍マーカーCEA異常値。 [健康]

夕方になると、大体 「定時連絡」のように、親父から携帯に連絡が入ります。
(・・・その為に、docomoのファミリーで統一しているようなものです・・・家族だと、通話料ただなので・・・)

内容は、十中八九、パソコンとデジカメとカメラ あたりのこと・・・
こんな時の電話は、こちらの状況はお構いなく、聞きたいことを聞いて、「・・・まあ、やってみる」・・・と終わる。
ちなみに最近多いのは、
「キーボードから数字が入らない・・・」
「・・・キーボードのテンキーの上の方に NumLock っていうボタンがあるよね。 キーボードのNumLockのランプ 点いている?」
「・・・消えてる」
「NumLock 押して、ランプ点くの確認・・・」
「・・・点いた・・・ ああ、数字 入るようになった・・・」

そんな親父の夕方の電話、時々、妙にちょっと暗めの時があります。
・・・昭和2年生まれ 今年84歳。 ・・・しかし、84には全く見えないです。

一月ほど前も、そんな電話でした・・・

「・・・おう、今、電話大丈夫か・・・」
「大丈夫だよ・・・(何かあるな・・・)」
「いつもやっている 都立老人研(地方独立行政法人 東京都健康長寿医療センター)の健診で、腫瘍マーカーの数値が高い っていわれた。」
「あれ、いつもの健診で、マーカー検査もオーダーしているんだった?」
「いや、今年は、胸のレントゲンでちょっと影がある っていわれて、その後の健診だったから、マーカーの検査もやってもらったら、引っかかった・・・」
「とりあえず、その検査データをFAXいれてくれ」

10月2日 採血 での検査結果です。

で、マーカー部分の抜粋が以下です。

検査データ01.JPG

ちょっと見づらいですが、一番上の「CEA」というのが、腫瘍マーカーのひとつです。
上限は「5.0以下」 ですが、検査結果が 「23.7」と、明らかに異常値。

私の親父は、16年ほど前に大腸癌の切除手術をしています。
直腸の中でも「Super Low」と呼ばれる部位で、ストーマ(人工肛門)も覚悟していましたが、幸いにして手術後半年ほどストーマを付けただけで、その後、抜去していただき、以降、元通りの生活を続けていました。

 

お袋が亡くなった後(12年前)すぐに、両膝の「変形性膝関節症」(お年寄りには多い状態です)の整形手術を、片足ずつ、術後のリハビリも含めると両足で約1年強かけて施術していただきました。

この手術を受けたのが、東京の五反田にある NTT関東病院(旧 関東逓信病院) でした。
この病院は、東大系列。(・・・最近の状況はよく分かりません)
その後も、白内障の治療や、膝のチェック等で、ずっとお世話になっている病院です。
術後のリハビリは、湯河原の厚生年金病院を紹介していただき、そこで、毎日温泉につかりながらリハビリを続けました。
(湯河原厚生年金病院の整形外科も、東大系列です)

お袋は、昔から東大系列の健診センターで毎年検診を受けていました。
ある時、やはり腫瘍マーカーが異常値を示し(末期 Stage 4 の肝臓癌でした)、エコー等の検査をした結果、即入院・加療が必要 となり、東大病院「肝臓内科」へ入院、当時の「内科的」先進治療はほとんどやって頂くも、それでもダメで「胆肝膵外科」「院内転科」し、9時間に及ぶ肝癌切除手術を受けました。
その後再び「内科」へ「転科」 抗ガン剤治療が始まりましたが・・・
非常に厳しい時間を過ごし、モルヒネの疼痛管理も始まり・・・

「各診療科別」のレベルは トップクラスなのかも知れませんが、
当時は院内の「診療科」の「横」の連携が全く取れていなかった(最近の状況は分かりません)


「転科」の度にその都度始めから手続き、ベッド予約・・・と、時間ばかりかかり、非常にいらだちを感じました。
まさにお役所の「縦割り行政」そのもの。 
旧態然とした「大学病院」で、当時の私はまだ医療機器メーカーに籍を置いていたので、かなりクレームを伝えました。

「大学病院」には、そんな「患者目線からの、あまりよろしくないイメージ」が私にはあります。
今年夏、私自身が背中の「石灰化上皮腫」の切除をお願いしたJK医科大学も、
結局 初診からエコー検査、手術まで2ヶ月強かかりました。

ただ、レベルの高い大学病院」の「関連病院(出先病院)」(大学病院の医局からドクターがいらっしゃっている病院)は、やはりレベルは相当に高く、しかも手続きがスピーディで、何か問題があれば、「レベルの高い大学病院」のバックアップがある ので、とても信頼できる と思っています。


(話しを戻します・・・)


さすがの親父も、腫瘍マーカーが異常値を示しているのにはショックを受けたようです。

とくに、「CEA」というマーカーは、下部消化器官での癌の再発で数値が上がります
しかも今回の結果は、上限とされている値(5.0ng/ml)の約4倍強(23.7)
色々調べると、4倍以上の値を示す場合は、「再発・多臓器への転移を強く疑う」とされる数値です。

「・・・東大にこのデータを持っていって、診てもらおうと思うんだが・・・どう思う?」
「・・・大学病院は時間がかかりすぎる。 だったら、NTT病院の方が東大系列だし絶対に早くていいと思う。」
「・・・そうか・・・」
「それに、東大の何科を受診することになる? 内科って言ったって、東大は臓器別科だから、的がはずれたらまた初めからやり直しで、お袋の時と同じ様になると思う。 だったら、NTTの方が、最近は総合的に診てくれる診療科があるから、横連携も早い。」
「・・・わかった。 じゃあ、NTTに行ってみる。」

と、11月2日に、NTT関東病院にデータを持っていき、初診を受けました。
採血、触診、CT、エコー・・・

NTT関東病院では、今回のように、

「どこが悪いのかはっきりしないけど、とにかく具合が悪い」
というとき、「連携診療科」という外来が設置されています。

まずここで診てもらって、総合的に検査と診察を受け、
その後、「敵」が判明したら、それにあった診療科で治療を受ける という、理想的なシステムです。

2日の初診には、私の都合が付かず行けなかったのですが、11日、胃カメラを撮った後にムンテラがある とのことだったので、9時半の検査開始までに病院で待ち合わせました。

NTT関東病院正面入り口
以前、親父が整形にかかっていたときは古い病院でしたが・・・
ずいぶんときれいになりました・・・
NTT関東病院内
NTT関東病院2階から
ここが、「連携診療科」の受付です。
連携診療科
PB110541.JPG
9時過ぎから、前倒しでどんどん検査が進みます。
胃カメラも15分程度・・・
(最近の胃カメラは、ベッドに横になって・・・ではないそうです。 座ったままで入れちゃうそうです。)
当然のようにPACS(院内医用画像ファイリングシステム連携)が動いています。
 
今日予定されている検査はすべて終了し、後は、先日の検査結果を含めたムンテラのみ・・・
・・・が、診察室の前で、結構待たされました。
親父「・・・長いなぁ・・・ 問題有り だな・・・きっと」
私「・・・・・・・・・」
 
小一時間 待たされました。
呼ばれて診察室にはいると、なかなか、切れ味の良い 男性のドクターです。
歳は・・・ 私と同じくらいか、少し若いくらい・・・
 
「お待たせしましたねぇ・・・ 胃の中は極めてきれいでしたよ」
・・・と、胃カメラのキャプチャ画像を高精細ディスプレイに表示してくれる。
 
「先日採った血液検査の結果なんですけどね・・・ やっぱりCEAが高いんだよね・・・」

検査データ(NTT)02.JPG

「大腸癌の既往歴があるから、正直言うと『胃』だな・・・って思っていたんだけど、クリアになったねぇ・・・」

「(私)先生、肝臓と腎臓はどうですか・・・」
「息子さんですね・・・ 前回 首から下のCTも撮っているんですけど、所見も特に問題が見つからないんですよ」
・・・と、CTの5ミリスライス画像を流して見せてくれる・・・
きちっとこちらの目を見て、丁寧に説明してくれる。
・・・いい先生だ。

「(私) CEAというマーカーが、他に異常値を示す場合があるんですか・・・」
「・・・そこなんだよね・・・ 明らかに、どこかに悪者腫瘍が潜んでいるシグナルなんだね。 触診では甲状腺も問題無さそう。 胸のレントゲンも、影が見えるけど悪者では無さそう・・・」

「(私)先生、PET/CTは撮れないんですか・・・」
「・・・そうそう、初めはPETから と思っていたんですけど、お父さん、血糖値が少し高い。 だから、PETで果たして鮮鋭な画像が撮れるか・・・ちょっと迷ってしまったんです。 費用もかかるからねぇ」
 
・・・PETは、ブドウ糖に半減期が半日程度の放射性同位元素をひっつけた薬剤(FDG)を注射して、
その集積具合を カメラで撮る検査です。

癌細胞は無秩序に増殖し、その時に大量の「糖」を消費します。
なので、「糖が異常に集まっているところ」に、「癌がある」 可能性が高い
それを、外からFDGを入れて写真を撮ると、
「糖が異常に集まっているところ」 ≒ 「放射性同位元素が集まっているところ」 ≒ に癌がある 可能性が高い。
 
ドクターが説明していただいたのは、このリスクです。
血糖値が高いと、特に筋肉に糖がたまりやすく、PET/CTを撮っても、鮮鋭画像が得られないのではないか・・・ということです。
 
親父もやり取りを聞いていて、
「先生、うちの近くにちょうどPETセンターがあるし、やってみるのはどうですか・・・」
「・・・そうねぇ・・・ じゃあ、撮ろうか・・・」
 
ということで、この後、西台のPETセンターに連絡を入れてくれて、予約をしていただき、検査結果はCDに焼いて、
今度は24日に、再度 外来の予約となりました。
 
・・・なかなか 手ごわい相手です。
 



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コメント 15

ヒロ

心配ですね。
何事もなければいいのですが・・・・。
by ヒロ (2011-11-14 19:32) 

hidechan

ヒロさん、こんばんは。
ありがとうございます。

腫瘍マーカーについては、私も今ひとつ把握できていません。
特に癌は全身・全臓器の病気なので、どう展開していくのかも 想像も付きません。
PET/CTを撮って、果たしてFDGの集積が観察できるか・・・
今のところはこれにかかっているような気がします。

by hidechan (2011-11-15 01:48) 

のろ

んー・・・。
敵がはっきりしないのも気持ち悪いですね・・・。
それにしても、最新の胃カメラは座ったままでも大丈夫だったり、色んな進歩があるものだなぁと思ってしまいました。
この辺は、やっぱり首都圏ならではの強みですね。
by のろ (2011-11-15 07:40) 

hidechan

のろさん、お疲れ様です。

>敵がはっきりしないのも気持ち悪いですね・・・

・・・そうなんです。
ドクターの説明にもあったとおり、明らかに異常値を示している が、どこに敵がいるのか、今のところ見つけることが出来ていない。
一番嫌なパターンですね。
胃カメラは、最近全世界を騒がせている「オー凜パス」でしたが、検査時は横にならないそうです。 でも、鼻から入れる細いファイバーではなかったようです。
PET/CTで果たしてどう出るか・・・24日に、再度 ムンテラです。
by hidechan (2011-11-15 12:11) 

井上酒店

ちょっと大変そうですね。兎に角、何事もないことを願っています。
by 井上酒店 (2011-11-15 15:48) 

大将

かなり心配でしょうね
大将の親父もガンと共存している状態
最初は腎臓、そして膀胱、今は肺
特に肺に関してはいつもの病院で見つける事ができず
それでも、なんだかわかりませんが数値がおかしい
そんな話からやっと見つかった感じでした
腎臓と膀胱は札幌のNTT病院にお世話になりましたが
肺は別の病院
そこで術後の翌日に強制的に退院させられ
その晩に傷口から体液が出て大騒ぎになりましたぁ
じつはその病院は非常に悪い噂の多い病院
たまたま、先日仕事で知った方のご主人もその病院の医療ミスで
亡くなられたとか。。。
病院はきちんと選びたいものです
まずはhidechanさんのお父様も良い方向になる事を祈ります
by 大将 (2011-11-15 20:01) 

hidechan

井上酒店さん、ありがとうございます。
・・・何しろ現時点では敵が見えない。
特に肝臓や腎臓は、「ものを言わない臓器」なので、自覚症状も無いうちに 特に癌はどんどん浸潤していきます。
大腸だと、歳も歳なので進行は遅いですが、肝臓やリンパ節に転移していたら、あっという間に成長します。
それが気になります。
by hidechan (2011-11-16 11:38) 

hidechan

大将さん、ありがとうございます。
・・・そうでしたか。
大変ですね。
きっと、うちの親父と同じくらいの歳 でしょうか・・・
確かにこれくらいの歳になってくると、「病気と仲良く」って、よく言われますが、でも癌とはあまり仲良くしたくないですね。

どこの病院にかかるか は、その後のことを考えると、とても大切です。
こればっかりは、残念ながら外からはなかなか見えない。
患者さんが多い病院 が、良い病院 とも言い切れないところもある。
やっぱり、ローカルの口コミ が、一番なのかなぁ・・・

記事にも書かせていただいたのですが、私には個人的に、「大学病院はあまり好きではない」という、何というか、偏屈な見方 が焼き付いてしまっています。
病院であり、学校でもあるからこれはしょうがないことだし、医学の進歩のためには、学生も診療を体験しないとならない というのもよく分かるのですが・・・

今回のような、「連携診療科」という「科」の枠を横断した診療科がようやく広まりつつあります。

一昔前、こんな考えの先駆けが、「チーム医療」という発想。
これはすばらしい考え方だなぁ と思いました。
特に「癌」は、全身をケアしなければならない病気。
これが、旧態然とした「臓器別」の医療体制だったら、無理です。

だから、救命センターのドクターやナース、僻地医療に携わるドクターやスタッフ は、すばらしいと思うし、昔も今も私は絶大な信頼を置いています。
どんな患者さんが搬送されてくるか分からない
自分は眼科専門だから、内臓疾患は分からない なんて言ってられない。
重篤な患者さんだったら、その場で開胸手術も必要かも知れない・・・

いずれにしても・・・
QOL(生活の質)が維持できるように、大将さんも私も、見守っていくしかないですね。

by hidechan (2011-11-16 12:00) 

mistta

無事を祈るばかりです。
by mistta (2011-11-17 07:47) 

hidechan

misttaさん、ありがとうございます。
本人も、今回の数値はちょっとギクッとしたようですが、とにかく24日の結果を聞いてから、再度作戦会議です。
by hidechan (2011-11-17 11:26) 

hidechan

dendenmushiさん、ご訪問&niceありがとうございます。
by hidechan (2011-11-21 10:22) 

ソニックマイヅル

ご無事をお祈りしております。医療にはあまり詳しくないのですが、進化に期待しております。
by ソニックマイヅル (2012-10-30 11:57) 

hidechan

ソニックマイヅルさん、ありがとうございます。
iPS細胞のような再生医療がどんどん進化すれば、癌のような「病変」も作り出すことができ、そうすればより確実な治療法も開発されるはずです。
今は、それに期待するしかないですね・・・

・・・それにしても、あまりにもデリカシーのない医者が いるんですね・・・
社会人の大人 として、ひどい話です。
by hidechan (2012-10-31 15:58) 

hidechan

パパ太郎さん、ご訪問&niceありがとうございます。
by hidechan (2012-10-31 16:00) 

TCS

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健康に関する本は何百冊も読みましたが、これが最も参考になる本です。
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上・中・下とありますが、上巻だけでもどのような食生活をおくるべきか十分わかります。
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http://ghope.blog.fc2.com/blog-entry-1.html
by TCS (2015-04-12 23:02) 

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